観光にまつわる法務の留意点を右記のメニューに追加していきます。➡
また、定期的に入手している在ベトナム大使館からの情報を共有していきます。
<特選ベトナム情報> 出所)在ベトナム日本国大使館
2024年9月11日
昨今、ホーチミン市内におけるご旅行、ご滞在中において、不慮の事故、疾病などにより、海外旅行保険に未加入であったことから多額(数百~数千万円)の入院費、緊急移送費の支払いが必要となったケースが相次いでいます。
〈ケース1〉
ホーチミン市内を観光中、突如、発病し、長期に亘る集中治療室(ICU)での治療を余儀なくされ、その後、緊急移送サービスを利用して帰国した。
〈ケース2〉
ホーチミン市内に駐在中、軽度の脳梗塞を把握していながら、当地にて生活を継続していたところ、症状が悪化し、長期に亘る医療機関等での治療を余儀なくされ、その後、緊急移送サービスを利用して帰国した。
海外旅行中、たとえ万全の注意を払っていても、事件や事故に巻き込まれる可能性はないとは限りません。また、健康に自信があっても、海外では日本と違う環境でのストレスや疲労により、思いがけない病気にかかる可能性もあります。
こうした予期できないトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。
各保険会社が提供するサービス内容に若干の違いはありますが、海外旅行保険に加入することにより概ね次のサービスを受けることができます。
・ 病気やケガ(交通事故など)をされたとき
診療費、入院費、緊急移送費など
治療に必要な交通費や通訳雇入費用など
入院後、通常の旅程に復帰するため、帰国するための交通費
救援者(家族など)の渡航、宿泊費用
・ 盗難や偶然の事故により携行品が損害を受けたとき
各保険会社の定める範囲内での金銭補償
・ 旅行中にあたまって他人にケガをさせたとき(他人のモノを壊したとき)
法律上の賠償責任を負った場合、その損害賠償金(賠償責任保険金額を限度)
詳しい保険内容については、海外旅行保険を取り扱っている保険会社にお問い合わせください。
なお、クレジットカードには海外旅行傷害保険特約のついたものもありますが。保険の限度額やサービス・条件の範囲はカードにより異なりますので、内容をよく確認しておくことをおすすめします。
○ 海外旅行保険加入のおすすめ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
※在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更、携帯電話番号やメールアドレスの変更等)又は帰国・転出の際には、必ず手続きをお願いします。(ORRnet:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )
※3か月未満の短期渡航者の方は、「たびレジ」の登録をお願いします。登録者は,滞在先の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メールの受信が可能です。 (たびレジ:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )
※たびレジ簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします
2024年7月10日
●航空機利用時における機内での貴重品窃盗事件の報告がなされておりますので、貴重品は棚などに収納せず、ご自身の身の回りで保管してください。
●空港から移動の際は、呼び込みのタクシー運転手等を利用すると高額な料金請求などに発展する可能性がありますので、アプリやホテル等の送迎を利用してください。
1 旅客機内において、貴重品の盗難事案に関する報告が増えています。機内に持ち込んだ手荷物を収納棚に収納し、盗難の被害に遭うケースが確認されています。機内に現金等の貴重品を持ち込む際には、肌身離さず目に見える範囲で保管し、収納棚に収納することやトイレ等で席を離れる際に置きっぱなしにすることなどがないように注意してください。特に、現金、クレジットカード、旅券、スマートフォン等は必ず身に付けておくようにしてください。
2 空港からホテル等に移動する際、空港の到着ゲート付近に多数のタクシー運転手が呼び込み等を行っており、中には自身が「Grab」アプリのドライバーであるように申し向けてくることもあります。これらのドライバ-を利用し、相場より高額な料金請求を受けるや、行き先と全く異なる場所に連れて行かれ金銭を要求されるといった悪質なケースの報告もあります。呼び込みをしているタクシードライバーを安易に信用することなく、自身で登録したアプリで呼んだドライバーやタクシー会社や宿泊予定のホテルを通じて呼んだ車両又は路線バスに乗車するようにしてください。
(連絡先)在ベトナム日本国大使館 (+84)-24-3846-3000